2015.08.12 Wednesday
これからマグロ漁船員を目指す方は必読です!(若手漁船員座談会その8・最終回)
三陸新報に全8回シリーズで連載された「気仙沼港希望の星〜若手漁船員座談会」
今回はシリーズ最終回の第8回目を皆さんにご紹介いたします!
第1回目は「漁船に乗ろうとしたきっかけ」や「船酔い」について
第2回目から第4回までは「マグロ漁船の操業」についてを語っております。
第5回目は、何気に気になる「船内の食事」や「入浴」について
第6回目は「たまたま遭遇した大自然の神秘」「危なかった経験」
第7回目はずばり「仕事が辛くて辞めたいとは思わなかった?」です。
いよいよ最終回。
マグロ漁船員を目指す方はじっくりとご覧くださいね。
それでは、はじまりはじまり〜〜!
今回はシリーズ最終回の第8回目を皆さんにご紹介いたします!
第1回目は「漁船に乗ろうとしたきっかけ」や「船酔い」について
第2回目から第4回までは「マグロ漁船の操業」についてを語っております。
第5回目は、何気に気になる「船内の食事」や「入浴」について
第6回目は「たまたま遭遇した大自然の神秘」「危なかった経験」
第7回目はずばり「仕事が辛くて辞めたいとは思わなかった?」です。
いよいよ最終回。
マグロ漁船員を目指す方はじっくりとご覧くださいね。
それでは、はじまりはじまり〜〜!
(気仙沼港希望の星〜若手漁船員座談会)
司 会−吉田鶴男
遠洋マグロ延縄漁船(西経漁場)
甲板員 Aくん(23歳)
遠洋マグロ延縄漁船(インド洋漁場)
冷凍助手 Dくん(23歳)
遠洋マグロ延縄漁船(大西洋漁場)
一等航海士 Kくん(23歳)
近海マグロ延縄漁船(日本近海)
甲板員 Sくん(28歳)
司会−みんなが頑張っている姿を見て、定年で船を下りようとした幹部で「こいつらが船長(または機関長)になるまでがんばる」
と定年撤回する人も出てきている。
良い方の相乗効果が出ている。
漁船の仕事を多くの人に知ってもらいたいが、シュミレーターなどは作れないかな?
Aくん−船が走っている状態でないと、縄作業は再現できないから難しいですね。
Sくん−投縄、揚げ縄をどのようにやっているのか、を見せることは、たくさんの人に漁船漁業を知ってもらうために必要だと思います。
Aくん−我々にとって幹縄や枝縄、針は毎日見ているから分かりますが、市民の皆さんにはなじみがないので知って欲しいです。
気仙沼だったらそうゆう施設があってもいいと思います。
私の地元、青森にはりんごの説明があちこちに表示してあります。
ねぶたの博物館もありますし、漁業や魚の博物館があれば観光にもいいと思います。
Sくん−気仙沼は遠洋、近海マグロ延縄漁船の基地ですからね〜
Aくん−今まで無かったことが不思議なくらいです。
見て、触って、体験してもらうことが一番。幹縄150キロだけでも相当な量になり迫力あると思います!
皆さんにマグロ船を見学してもらい、実際の道具などを見てもらう事は大切で、もっと多くの人に関心をもってもらいたいです。
司会−多くの人にいろいろ伝えてもらって船に乗る人が増えるといいね。
Dくん−地元からの若手が欲しいですね。
船の仕事は陸の仕事とくらべてガラッと変わります。
続くかは本人次第ですが、気仙沼にはこんなにも素晴らしい仕事があるのにもったいないです。
司会−現場の皆さんから最後に、気仙沼港の漁船漁業のPRをお願いします!
Kくん−地元の人たちにもっと乗ってもらいたいです。
今の船は、昔聞いたような「きつい」というイメージはないです。
遠洋船の場合は乗船期間が長く、最初は慣れなくてつらいと思いますが、全然きつくないです。
陸で働くよりは給料は良いと思います。
乗った事のない人のイメージだけで漁船は「寝る暇もなく仕事がつらい」などと言われていますが、そんなことはないので、目の敵にしないでほしいです。
今は乗る人が少ないので、乗船して経験を積んで資格を取れば幹部になれるので、逆にチャンス。
取りあえずでも地元の若い人に乗ってもらい地元を盛り上げてもらいたいです。
Dくん−すごいやりがいのある仕事です。陸では味わえない緊張感があるほか、達成感、充実感があります。
他にはない、いい仕事だと思います。
Sくん−我々も務められる仕事なので、どんどん乗ってほしいです。
漁船独自な家族みたいなチームワークの中にぜひ参加してほしいですね!
Aくん−皆さんと一緒です。天職とも思えるほど面白いです。すぐに出港したいですね!
(おわり)
8回の連載となりました「気仙沼港希望の星〜若手漁船員座談会」
とうとう最終回となりました。
キツイ、ツライ、地獄、刑務所と同じ。。。過去を遡ると、さまざまな事を言われてきました。
彼らのコメント読んで、みなさんはどのような感想をお持ちでしょうか。
「やりがい、達成感、楽しい」過去にはない言葉が並びます。
「天職」という言葉もありましたね。
マグロ漁船自体は何も変わらないのに、なぜこのような印象の違いがあるのでしょうか。
おそらくモチベーションの持ち方の違いに原因があるような気がします。
「お金」の為だけに乗船するのか
「マグロ漁をやってみたい」というワクワク感で乗船するのか
この違いだと思います。
今の若者は完全に後者ですね。
彼らが海技免状を取得し、幹部になるその日まで
私の応援は続いていきます〜〜
クヨクヨ考えていたら、前向きの意欲を失う。
成功するまで次から次へと挑んでいけばいい。
成功するまで挑めば失敗などない。
古川昌彦
(三菱化学元会長、1927〜)
クヨクヨ考えても仕方がない。
消去法で次々と挑めばいいじゃないか。
1日2時間悩んでたら、1ヶ月で60時間のタイムロス
3か月で180時間も無駄にするんだ。
前向きに挑んでいる奴らと比べると
差がドンドン開くのは当たり前だよね。
成功してしまえば、失敗ではなくなる。
細かい失敗はすべて帳消しになるんだ。
【カツオ・マグロ漁船の求人(募集)、給料等に関するお問合せ先】
名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
電 話:0226−22−0793・22−6116(月〜金)
メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
土日祝日用メール:boshu-info☆willcom.com(☆部を@に変えてください)
担 当:吉田